リニア中央新幹線完成後の世界 スーパー・メガリージョンとは?

はじめに

日本で最初に開業した鉄道は1872年の新橋・横浜間であり、新幹線の最初の開業は1964年に東京・新大阪間で東海道新幹線でした。

現代の最先端の乗り物としてリニア新幹線が挙げられ、東京・大阪間の開業にむけて工事が進められており、開業時期は品川・名古屋間の開業は2027年、大阪市までの全線開通は2045年の予定でしたが、期間の前倒しや新型コロナウイルスの流行により変化すると予想されます。

詳しくはリニア中央新幹線のホームページをご覧ください。

参考 リニア中央新幹線JR東海

みなさんはこのシニア中央新幹線が完成した際に構築が予想されるスーパー・メガリージョンについてご存知ですか?

スーパー・メガリージョンとは東京・名古屋・大阪の三大都市の一体化による巨大経済圏の形成、中間駅周辺の活発化などを見越したの経済活動領域のことを指します。

今回は、交通分野の観点から新しい時代に向けた考え方、スーパー・メガリージョンについて説明していきたいと思います。

 

メガリージョン(Megaregion)とは?

メガリージョンはその名の通りMega(大きい)region(地域)を指しており、ここでは大都市とその周辺都市で形成される経済活動単位を示しており、経済や生産活動を牽引するエリアを表しています。

メガリージョンはカナダ・トロント大学のリチャード・フロリダ教授が発案し、人工衛星から世界を見た時の夜の明かりの連続性から領域をとらえ、単位として捉えられたものです。

リチャード・フロリダの著書である「クリエイティブ都市論」では世界のメガリージョンのことが書かれており、日本では広域東京圏、大阪=名古屋などが挙げられています。

日本が考えるスーパー・メガリージョンとは、日本のメガリージョンをつないで形成する大きな経済活動単位であることが言えます。

 

スーパー・メガリージョンとは?

スーパー・メガリージョンとは、東京・名古屋・大阪の三大都市圏がリニア中央新幹線によってつながり、高速交通ネットワーク整備がもたらす巨大経済圏のことを指します。

リニア中央新幹線が開通すると、品川―名古屋間は40分、品川―大阪間が最短で67分で移動できるため、人々の移動や経済活動の活発化が予想されています。

平成31年に出された国土交通省 国土政策局のスーパー・メガリージョン構想最終とりまとめ(骨子案)の望まれる将来の姿では以下のように記されています。

参考 スーパー・メガリージョン国土交通省

 

グローバルな大那イズムを取り込み、これまで培ってきた技術や文化を生かした経済成長を実現しながら、各地域が個性を生かして自立する持続可能な国

都市部においても地方部においても、各個人が望むライフスタイルの実現に向けたような選択肢を持つことのできる、多様な価値観を支える国

 

交流形態に関しては以下の図のようなものが考えられています。

スーパー・メガリージョンが与える影響

スーパー・メガリージョンが与える影響は大きく3つに分けられます。

世界からヒト・モノ・カネをひきつけ、日本の成長を促す

スーパー・メガリージョンの構築を行い、日本の経済や人々の循環を活発化させ、国際競争力を強化する役割があります。

日本は少子高齢化や人口減少といった国内生産力の低下の問題を抱えており、国際競争力を強化するためには、まず日本国内の活性化が求められていました。

高速交通ネットワークが開通することで、国内の企業・大学・研究機関等での活動がしやすくなるほか、リニア駅周辺では環境整備や都市づくり、地域づくりが活発に行われると考えられます。

価値観・ライフスタイルの転換を日本の持続的な社会に結びつける

現代の目まぐるしい社会変化により、人々の価値観・ライフスタイルの転換が起こっています。

リニア中央新幹線が完成することで時間と場所から解放され、都市部と地方部の隔たりが小さくなることが予想されます。

スーパー・メガリージョンでは時間と場所の制約が弱くなる中で、誰もが多様なライフスタイルを持ち、日本全体の持続的な発展が行われることが考えられます。

国土構造の変化

スーパー・メガリージョンの形成により、首都圏に人口が集中する国土構造に変化がみられると考えられます。

現在、日本の人口の約3割が東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉)に住んでいますが、スーパー・メガリージョンが形成されることで、名古屋―大阪に人口が集まるほか、3大都市圏にアクセスしやすい地方部が活性化することが予想されます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本ではリニア中央新幹線の完成に伴う国際競争力や国内の生産・交流活動の活性化を見越したスーパー・メガリージョン構想が考えられていました。

リニア中央新幹線は品川―名古屋間の開通を目指し、現在も工事が行われています。

高速交通ネットワークの形成による日本の交通形態の変化や新しいライフスタイルの台頭により、私たちの生活が大きく変わるのかもしれません。

 

 

 

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