水害時の避難のノウハウ~減災術から学ぶ~

ドボク大学の川﨑です。

学校や職場、自治体などで定期的に避難訓練を実施されていると思います。しかし、水害に関する避難訓練を実施されているところは少ないように思います。今回は、水害時の避難活動に役に立つ「避難のノウハウ」を紹介していきたいと思います。

避難活動の鉄則

避難活動を早期に行うことは大切ですが、ただ早ければいいというものではありません。周りの状況や雨量などを考えて迅速な判断をする必要があります。水害時の避難活動における鉄則がこちらです。

避難の鉄則

・浸水深が高くならない、早い段階で避難する

・浸水深の浅い、安全な道路を使って避難する

早い段階で避難すれば、自分のいる場所が浸水する前に安全なところへ避難することができます。

安全な道路を使って避難すれば、避難中のトラブルを回避することができます。

だから、これらの鉄則は避難時に必ず守るようにしましょう。避難時、必ず役に立ちます。

浸水深

浸水域の地面から水面までの高さ(深さ)のこと。洪水や津波などによって、市街地や家屋、田畑などが水で覆われたときに地面から水面までの高さ(深さ)のこと。また、浸水高とも呼ばれている。

一般的に安全に避難できる浸水深は成人男性で50cm以下、小学校の高学年では20cm以下と言われています。だから、外の様子を確認して水位がこの基準に達しているかどうかで避難するかどうかを判断してみるといいと思います。

浸水深を確認する際は、下手に外に出てはいけません。浸水深の深さを判断するために窓から外の様子をうかがってみたり、都道府県などが出している防災アプリを活用するといいと思います。防災アプリについてはこちらを読んでみてください。

すぐに始められる防災

避難途中の注意

ここからは、避難途中に気をつけることを紹介していきたいと思います。

  • 道路上にガラスや金属などの危険物が落ちている場合があるので、必ず靴を履いて避難する
  • 両手が使えるように、携帯する荷物はディバックに入れ、必要最低限のものとする
  • 一人一人で避難するのではなく、複数の避難者同士をロープで連絡して避難する
  • 避難路は通り慣れた道路を選ぶ人が多いが、道路高が低く、浸水深の高い道路は避けるようにする
  • 浸水時はガードレールがないと道路と水路の境界がわからない、またマンホールのふたが外れている場合があるので、探り棒で足元の安全を確認しながら歩く
  • 浸水と一緒に家電製品やガスボンベなどが流れてくるので注意する

以上のことを気をつければ、安全かつ迅速に避難することができると思います。

例えば、自宅に避難袋(避難するときに必要な備品を入れた袋)を用意しておいて、貴重品と避難袋を持ち出すだけで済むようにしておけば、両手がふさがることはないと思います。少しの工夫が避難途中の自分の身を守ってくれるかもしれません。

ぜひ、今回紹介したノウハウを今後の避難活動や避難訓練で活用してみてください。

参考文献は以下に示します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。