ゼネコンのインターンシップに行ってきました

ドボク大学の川﨑です。

現在、鳥取県の米子市にある「美保テクノス株式会社」の五日間の就労体験型のインターンシップに参加しています。一日目の午後と二日目で体験したことを簡単に紹介し、一年生の目線の感想や学んだことをまとめました。

天候との戦い

2日目は、前日からの降雪によって、20センチメートルほどの雪が現場に積もっていました。現場に入るとまずは、雪かきから始まりました。雪かき自体は、経験があるので、しっかりできると思っていましたが、土を含んだ雪が予想以上に重たくて足腰が少し痛くなりました。若いのに、情けない限りです。

現場代理人の仕事には、自然の驚異との戦いもあることを知りました。現場代理人として働くことのリアルな部分を体感することができました。写真のように軍手の下にビニールの手袋をしていたので、手が冷たくて作業ができないということはありませんでした。雪かきを効率よく行うための少しの工夫に感心しました。

測量のやり方について知る

僕は、専門科目の勉強をまだしていないこともあって、道具の名前や扱い方などの基本的な部分から教えていただくことになりました。初めて知ることばかりで、とても勉強になりました。

写真の左がトランシット、右がレベルと呼ばれている機材です。

トランシットは、ターゲットという光を反射させる道具と一緒に使い、距離と高さを測ることができます。トランシットから出た光波が、ターゲットに反射して戻ってくるまでの時間から距離を求められる仕組みになっています。

レベルは、スタッフというメモリがついている大きな定規のような道具と一緒に使い、高さを測ることができます。レベルをのぞき込んでその先にあるスタッフの目盛りを読むことで、高さを測れる仕組みになっています。また、堤防の上と下のように高さが違うところで測るときには、スタッフを少し揺らして最も小さい値を採用するみたいです。

基本的には、二人一組で行う作業で二人のチームワークの必要性を感じました。しかし最近は、一人で測量ができる機材もあるらしく、土木もどんどんICT化が進んできていることに気づきました。

安全管理の大切さ

インターンシップ中に、施工管理で必要となってくる書類の説明を受けました。書類の種類は施工の計画や工程表、安全管理に関するものなど、たくさんの種類がありました。

なかでも、大事な書類のひとつは安全管理だと聞きました。安全管理に関する書類作成は、入社すれば最初に任せられる仕事だそうです。だから、もし自分が新入りで入社した場合の業務内容のイメージが明確にできました。

安全管理の書類の中には、毎日書くものがありました。指導係の人が「この書類は毎日書かないと、溜まってしまって、あとから苦労することになるから、もし同じような仕事を任されたときには、毎日しっかり書くように」と言われました。

毎日継続して書くことはもちろん大事だと思います。しかし、仮に毎日書いていたとしてもただやっているだけの仕事になってしまってはいけません。どんな仕事をするときも「なぜ、この仕事をしているのか」を考えることが必要だと思います。

各現場の見学

四日目の午後からは、さまざまな現場を連れて回って頂きました。それぞれ紹介していきたいと思います。

こちらは、橋梁の工事でした。吊足場という特殊な足場が使われていました。

こちらは、建設発生土受け入れ場でした。土木には、こんな現場も存在することを初めて知りました。

こちらは、土木と建築の両方の工事をしている現場でした。あとから側溝に勾配をつけることができる特殊な側溝である自由勾配側溝が使われていました。

最後に見たのは、港湾の整備をされている現場でした。とても大規模で、昔から自分がイメージしていた土木の現場でした。

インターンシップを通じて学んだこと

僕は、そもそもゼネコンと建設コンサルタントの違いすらよくわかっていない人間でした。でも、インターンシップで業界に関する説明を聞き、実際に現場で現場監督の仕事の様子を見たことによって、明確にこれらの違いがわかりました。今なら、ゼネコンとコンサルタントの違いはしっかりと説明できると思います。

また、ゼネコンで新入社員として働くことのイメージができたことがとても大きな収穫でした。安全管理のところでも触れましたが、実際に書類にはどのような情報が必要で、なぜ毎日書く必要があるのかなどゼネコンの仕事の一部を垣間見れた気がします。自分に向いているかどうかの判断は、今後ゆっくりしていきたいと思っています。

インターンシップは、「一年生だから、まだ早い」とかは一切関係ないと思うので、僕と同世代で将来のことを不安に思っている土木学生にはぜひ、ゼネコンとコンサルタント、それぞれ一社ずつインターンシップに参加してみることを勧めます。すると、見えるものが変わってくると思います。

ちなみに僕は、春休み中に鳥取県内の建設コンサルタントの企業にもインターンシップに行く予定です。

少し惜しいと思った点

今回手伝い的な立ち位置で、2つの現場に行ったのですが、2つ目の現場のときに指導担当者が「インターンシップ生に何やってもらおうかな。準備とか全然できてないんだよね」と仰っていたのが、少し残念でした。もちろん現場監督は、繁忙期で忙しいのはわかります。しかし、インターンシップ生の扱いが少し雑だったように感じました。

もう一つは、初日にあった企業説明と建設業についてのスライドを見たのですが、データが古かったり、YouTubeの動画がそのまま貼られていたりなど、資料の作りこみがあまりできていないように感じました。

例えば、事前にある程度インターンシップ生用の業務や課題の準備をしておいたり、使う資料を更新しておくなど、改善方法はいくらでもあります。また、毎日の報告でも改善してほしい点のところに記述しておいたので、少しでも改善されるといいですね。

最後に愚痴のようになってしまいましたが、全体を通してみると僕にとっては、とても大きな学びや経験になったと痛感しています。皆さんも奮ってインターンシップに参加してみてください。きっと何か見えてくるはずです。

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