日本国旗「日の丸」に隠された土木デザイン

ドボク大学の川﨑です。

誰もが目にしたことがある日本国旗の「日の丸」とてもシンプルで整ったデザインですよね。実はこの美しいデザイン、土木デザインにも利用されているのです。

今回は、日本国旗のデザインの秘密からわかる土木デザインの基礎を解説していきたいと思います。

日の丸を観察してみる

まずは、日本国旗を観察してみましょう。

長方形の長いほうの辺を長辺、短いほうの辺を短辺とします。

まずは、短辺と円の直径の関係に注目してみましょう。

短辺:円の直径=5:3 となっているそうです。5:3は、黄金比の概略値と一致しています。

黄金比

a:b=1:1.62(概略値 5:3)

黄金比は、古代文明の栄えたエジプトで約5000年前に発見され、自然の中でも美しい自然形態と言われています。

そして、黄金比は人工の造形物にも使われるようになりました。

したがって、短辺と円の直径の関係はデザイン的に美しいものと言えます。

次に、短辺と長辺の関係に注目してみましょう。

短辺:長辺=7:10(≒1:√2)となっているそうです。1:平方根(√X)は、ダイナミック・シンメトリーの比と一致しています。

ダイナミック・シンメトリー

整数の平方根からなる級数のこと、1:整数の平方根という比で表すことができる。

したがって、短辺と長辺の関係もデザイン的に美しいものと言えます。

黄金比とダイナミック・シンメトリーの両方を兼ねそろえているので、日本国旗はバランスのとれた世界で最もいいデザインの国旗とされています。

土木デザインとは?

土木デザインとは、機能的な構造物にも必ず装飾的なものを付加するほか、都市は物理的な機能の充足だけでなく、装飾的なまちづくりをしようというものです。

例えば、「橋」は単純に近道をつくることができ、交通の便を改良することができるだけではなく、その橋が架かることでまち並みに変化がもたらされます。特に、大きな橋であれば、そのまちのシンボルのような存在になり得ます。そこで、前節で解説した黄金比とダイナミック・シンメトリーを使って設計されていることがあります。黄金比やダイナミック・シンメトリーを使えば、日本国旗のようにバランスのとれた美しい土木構造物ができあがります。

みなさんの身の回りにある土木構造物も黄金比やダイナミック・シンメトリーが使われているものがあると思います。もし、じっくり見る機会があれば、デザイン的な部分を観察してみてはどうでしょうか?美しいと感じることができるかもしれません。

参考文献

景観工学 [ 日本まちづくり協会 ]
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