ゼネコンで働くということ

こんにちは、ドボク大学編集部です。

今回は土木学会若手パワーアップ小委員会の前田委員長に「ゼネコンで働くということ」について、書いていただきました!

ゼネコンの仕事について

まず私が言いたいことは、『仕事なんて働かなきゃ分からない!』です。

ゼネコンの仕事は現場や部署によって全然違いますし、年代によっても異なります。

10年ゼネコンで働いていますが、全ては把握できていません。

 

こんな記事を読む暇があったらOBのツテを頼って現場に行くか、インターンに参加してください。

 

また仕事に魅力はあると思いますが、基本仕事は大変です。

日常業務なんて若いうちは雑用ばっかりです。

その辺は最低限把握しておいてください。

毎日楽しい~なんて考えて仕事している人はごく一部の変態です。

大事なことは、『どのような仕事であっても自分の立場でしっかり対応して、その仕事に自分のやりがいや意義を見つけて何とか楽しむ。』です。

 

この記事では特にその辺のやりがいについて書きたいと思います。

またリアルな話をということなのでネガティブな事もたくさん書きます。

仕事のやりがいについて

ゼネコンの仕事は膨大な調整を必要とします。

様々な人との調整

また対象とする人間の幅も広いです。

博士号までお持ちの方から綺麗な入れ墨がびっしりの堅気とはとても思えない方まで、種々多様な方々と毎日調整です。

どうやって進めたら出来るか?常に話しながら工事を進めていきます。

 

学園祭で何かを作り上げる感覚に似ているかもしれません。

毎日学園祭です。

調整を通して、自分の思い描いた通りに工事が進むと嬉しくなります。

もちろんお金の調整も

またお金も重要な要素です。

協力業者への支払いや発注者への追加請求も行います。

お金が絡むので非常に神経を使います。

お金をもらうために、工事を進めた記録となる工事写真を毎日撮影し、工事の進捗も管理していきます。

 

私は月2,000万円程度の支払い査定を任されていました。

余程しっかりした契約をしていないと、この金額では足りない。と毎月のようにクレームを受けます。

 

払ってくれないと自殺すると言われた事もあります。

 

何が本当で、何が適切か非常に苦しみますし、下手をすると小さい規模の協力業者さんは本当に潰れてしまいます。

お互いに利益が上がるように腕が試されますが、ここもやりがいの一つです。

そして、何よりの安全管理

そして一番は安全管理です。

我々は作業員さんに仕事をしてもらう立場です。

作業員さんが安全に工事を進めるために管理をする義務があります。

毎日一緒に作業している作業員さんが事故でけがをしたり、万が一亡くなってしまった場合は取り返しがつきません。

作業員さんのご家族からは、厳しい言葉を受けることになりますし、安全管理上の不備があれば逮捕されて、前科一犯になります。

 

そうならないように、命を預かっているという覚悟で真剣に管理することが必要です。

 

その経験から感じられるもの

ダム
その様な経験を通して、構造物を造り上げた時の感動は、代え難いモノです。

 

初めてダムを造った後、他のダムを見る目が変わりました。

 

いつかきっとできる訳ではありません。。つくるっていうのは大変な事なんです。

色々な苦労を背負って、私が造ったと胸を張って言えることがゼネコン最大の魅力かもしれません。

現場での前田さんたち

学生へのメッセージ

いいから一度見に来てください!!

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