今回は、よく学生や若い社会人が安易に口にする、「公務員は安定で楽」という間違った話について触れていきたいと思います。
公務員は(色んな意味で)本当に安定なのか?
公務員を志望する学生が昨今増えており、私の周りでも、大体7割ほどの学生がまずは公務員を目指すための勉強を始めようとします。
大学によっては、公務員受験のための講座も開講されるなど、大学の支援も積極的です。
よく学生は、「公務員は安定で楽」という言葉を口にします。
しかし、実際そうなのでしょうか?私は全くもって違うと考えています。(そもそも楽な仕事は無く、楽だと思っているそれは仕事とは呼べないだろう)
例えば、下記の記事では次の様に取り上げられています。
私もそんなバラ色の人生を歩むことを夢見て、技術系職員の一員として役所勤務の生活をスタートしました。ところが、帰りはほとんど終電。土日も仕事。慢性的な睡眠不足。
学生の方も、今まさに公務員に転職を考えている建設業や建設コンサルタントの若い社会人の方も、バラ色の人生を夢見て、公務員へ舵を切ろうとしていませんか?
また、公務員の中で、休職者の数が公開されています。一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会という機関が、毎年調査をしているようです。
そこからのデータはこちらで確認出来ます。
参考 地方公務員健康状況等の現況(平成29年度)の概要一般財団法人地方公務員安全衛生推進協会例えば、上記データの4ページ目を見てください。赤軸の「精神及び行動の障害」が原因の長期休業者の数は、年々上昇しており、10年前の1.4倍、15年前の2.8倍という結果が出ています。
※民間企業との比較が知りたい方は、下記を見てみてください。新たな事実が知れます。
このような事実の中でも、それでもあなたは大企業や公務員を選びますか?
これに打ち勝てるほどの、夢や「情熱・熱意・執念」を本当にあなたは持っていますか?
事実、私の周りでも、学生時代に公務員の仕事が安定で楽だという学生が多く居ました。
そんな心持ちで楽して生きようとし、公務員を目指した人は、少なくとも幸せになっている人は見たことがありません。
公務員は「安定で楽な仕事」ではない
一方で、公務員で頑張っている知り合いは多く居ます。
そういう方は学生時代からアグレッシブに行動している方で、「公務員が安定で楽」というセリフは言わず、自身の夢を一生懸命今も追いかけています。
忙しいや辛いと言いますが、世の中の仕事で、本当にそうでない仕事が存在するのでしょうか?
楽な仕事なんて無いと思いますし、仕事というお金を稼ぐことは大変なことが前提であることを、忘れてしまっている学生もしくは若い社会人が多いと感じています。
公務員の忙しさを軽減する為に、発注者支援業務という業種があるので、公務員さんの仕事の忙しさが軽減していることは確かでしょうが、やはりその実態は中々変わらないと感じています。
特に地方公共団体の様に少なく限られた予算の中で、職員の給料も払わないといけない、発注者支援業務の外注費も払わないといけないという中で、本当に公務員さんの忙しさが軽減されるのか分かりません。
しかし、それでも、公務員という仕事に誇りを持って、仕事をしてくださっている方が、私達ツナガルドボクの周りに居てくださり、協力してくださっています。
そんな方々を裏切りたくないという想いで、今年もまた新たな1年を駆け抜けたいものです。
この記事で、公務員の実態を知ってもらい、決して明るい話ばかりなのではないということを是非知ってください。
様々な情報を知れる機会を増やしてください
よくある説明会では、リクルーターは明るい話を出来るだけ話そうとします。
しかし、そんな光ばかりで、闇をあえて隠して、騙したような形で採用して、結果的に業務の中で、現実はそうではないのだと気付かされるより、まだ選択の余地がある中で、現実を知り、それでも「私は◯◯◯の夢を成したい」「◯◯の仕事をしたい!」とある程度の覚悟を持った上で、仕事を選び、就職活動を展開する学生が増えることを祈っています。
本当のリアルは、説明会にも、インターンシップにもありません。
ただ目の前にある現実こそが本当のリアルです。しかし、その現実は一般的な就職活動の中で教えてくれる大人は少ないです。
しかし、「そのリアルをそれでも知りたい!」という方は是非ツナガルドボクへ参加してください。ご連絡お待ちしています。