水道給水の3要素~水質・水量・水圧~

はじめに

みなさんは日本の水道がどれくらい普及しているか知っていますか?

正解は場所ごとの普及率によりますが、すべての都道府県で90%近くから100%となっています。

では、水を届ける施設(給水施設)は人々に水を届けるため3つの要素を基に運用をしていますが、それについて知っていますか?

日本の水道に関する法律(水道法)では以下のように示されています。

水道法(昭和三十二年法律第百七十七号)第四条の規定による水質基準(以下「水質基準」という。)に適合する必要量の浄水を所要の水圧で連続して供給することができること。

参考 </p> <p>水道施設の技術的基準を定める省令水道施設の技術的基準を定める省令一部抜粋

正解は基準を満たす水質、必要量分の水量、適切な水圧です。

今回は土木と重要な関わりのある水道施設(主に給水設備)の中でも基本的な3つの要素について説明していきます。

 

水質(Water Quality)

人が水を使うにあたって必要な項目として水質が挙げられます。

理由は原水(地表面・地下からとってきた水)には細かい砂や細菌などが混ざっており、そのまま洗浄・飲用すると病気や体調不良の原因になるからです。

蛇口から出る水を想像してみてください。

水道施設から送られてくる水は様々な水質検査を経ているため、きれいで安心して飲むことができます。

水道から人々に供給される水は基準をクリアしたものであることが求められます。

水量 (Water Volume)

人々が安定して水を使うにあたって水量の確保が必要です。

理由は水の供給が途切れてしまうと人々の生活だけでなく、農業・工業などの産業に影響し、病院や学校などありとあらゆる活動が止まってしまうからです。

実際に水道の点検で断水が起こってしまうと、その時にはトイレ、洗濯、料理などの活動をすることができないので不便であることが想像できます。

水を通して経済・産業・人々の生活を成り立たせるためには、必要量分の水量の確保をする必要があります。

実際に水量を確保するためにダムや堰などを建設しているほか、地下水のくみ上げや池・湖からの取水を行っています。

水圧(Water Pressure)

3つの要素の中で最もイメージがしにくいものが適切な水圧です。

水圧は私たちの見えないところで様々な活躍をしており、代表的なものは水の移動です。

みなさんが知っている通り、水は力をかけない限り自然流下(高い所から低い所へ移動)します。

そのままでは高い山で水を確保し、浄化し流す必要がありますが、水圧を用いることで低い所から高い所へ水を移動させることができます。

具体的な例を挙げると家に水を届けること、蛇口から水が出ること、建物の上層階に水を流せることはすべて水圧の力です。

水圧という見えない力が大事な要素の一つとなっています。

まとめ

上水道(給水)の3要素は以下の項目であることがわかりました。

  • 水質(Water quality)
  • 水量 (Water volume)
  • 水圧(Water pressure)

この知識があると家で水が使えなくなったとき、自然災害に被災し断水したときにどうやって水を引くのか、使える水にするにはどうしたらよいかを考えることができます。

また、水道関係のトラブルが起こった際にも、この3つの要素から原因を探すことができるため、覚えておくとよいかもしれません。

水が豊富である土地だからこそ、水がきれいに、持続的に使えることを感謝することが大切であるといえます。

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